皆様、こんにちは。
ギャラリー・ジュストは本日(6月15日)で開所から数えて満6年目を迎えました。
振り返ってみると、あっという間の6年間であり、これからどうしたら良いのだろうかと悩んだ6年間でもありました。沢山の皆様と出会い、高山右近の姿をできるだけ正確にお伝えしてまいりました。その間に、彼が念願の「福者」ともなり、次は聖人にという勢いです。
先日、高山右近と親しい間柄にある加賀八家の一つ横山家のご本家の皆様がお訪ねになられたのですが、残念ながら館長は不在でありましたので皆様とお会いすることが出来ませんでした。こうして、金沢に高山右近のことを皆様にお知らせする施設があるということが、少しづつ色々な方々に知られるようになってきましたけれど、まだまだ知名度はありません。
高山右近が「福者」となる前のあの熱気がなんとなく冷めてきたような印象が拭えないのですが、これからも金沢の街の基礎を作った高山右近であるということを、多くの方々にお伝えするべく務めていこうと思っています。
本日は、日本キリスト教団小松教会の有志の方々がご来館くださり、高山右近の人となりをお話させていただいただけではなく、卯辰山に幽閉されていた長崎浦上村のキリシタンたちのご苦労があって、日本のキリスト教にとってはとても大事な「キリシタン邪宗門高札」の撤去がなされたことをお話させてもらいました。今から130年前の出来事が現在に繋がって、ユネスコの「潜伏キリシタンの教会群」の世界文化遺産の認定の基となったこともお話させてもらいました。金沢は昔から世界のあるいは日本の歴史の一ページを開く場所であったわけです。
で、これからの活動ではあるのですが、夏の間は高山右近記念資料館は完全予約制とさせていただきます。
金沢にお越しになり、ギャラリーを見学したいとのご希望がおありでしたなら、一度ギャラリーに時間の余裕をもってご連絡いただけますとありがたいです。今日連絡して明日というのは、お受けすることがとても難しいのでご理解ください。
また、あめん堂も本日から9月2日までお休みをいただくことになりました。
新しい出発をするため、お時間を頂戴することとなりました。
こちらの方も宜しくお願いします。