本日館長は、金沢市隣の白山市にある教会で行われた「踏み絵」展覧会に出かけて見ました。
金属製の踏み絵は表面がすり減っており、いかにも沢山の人に踏まれた感満載のものでした。
この踏み絵は写真をご覧頂ければ分かりますが、幼子を抱いたマリアを中心に、イエスを礼拝しているであろう人々が配されています。
この踏み絵を見たキリシタンたちにとって、信仰か生存かを問われる瞬間を迎えたと思うと、意味深い。今は信仰が自由であっても、彼らほどの単純な信仰が自分たちにあるだろうか問われている気持ちにさせられます。
踏み絵の持ち主は、観世流の太鼓役の奏者でもあり、金沢在住の宝生流の謡役の方とのコラボによる詩篇100篇の賛美がありました。
この姿は、かつて金沢の教会で聖書の物語を謡いで行ったであろう姿を彷彿させられました。見事なコラボでした。