14日、北陸新幹線が開業開始をしたその日、金沢駅は100年に1度と思われるほどの沢山の人であふれかえっておりました。その新幹線開業記念事業として、金沢市での古地図巡りという企画があり、館長は観光ボランティアガイド「まいどさん」の一員としてお手伝いをしてまいりました。
担当地域は「長町」と呼ばれる武家屋敷跡の地域。安政4年(1857)年製の金沢城下の地図を利用して関係するところを歩いて回る、というものです。
長町を歩けば、例えば西外惣構とそれに類する物や、かつてキリシタンとかかわりの深い加賀八家の何軒かの上屋敷跡地を当然歩くことになります。そうなると高山右近とのかかわりを話さずにはおられません。もちろん、しっかりと400年前の金沢の街作りにとって欠かせない高山右近を中心にお客様をご案内して参りました。
金沢市のお役に立ち、ガイドの責任も果たせ、かつ高山右近の足跡をお話しできるのですから、「まいどさん」をやるのはとてもやりがいのある働きであるとつくづく思わされました。