高山右近資料館 ギャラリー・ジュスト

石川県立美術館における高山右近記念展を終えて

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高山右近が天に召されて今年で400年目という記念の年ということで、関西地区では記念のミサが執り行われ、石川からも高山右近関係者が出席されたとの新聞記事がありました。

また、石川県立美術館での「没後400年 高山右近とその時代」という記念展も終わりました。これらの記念ミサや記念展など、金沢における高山右近の存在を多くの人に知ってもらう良い機会となりました。

館長も美術館の記念展期間中に催された高山右近に関する講座に出席し新しい情報はないかと学んでまいりました。収穫は大きくありました。その事は追々いろいろな形で皆様に報告いたします。

ところで、その記念展の講座でも紹介されていた本がありました。
高槻市立しろあと記念館事務長兼歴史民俗資料館長の中西祐樹氏が編集した「キリシタン大名への新視点 高山右近」と言う本です。

この本は出版されたときにすぐギャラリーのフェイスブックでも紹介をさせていただきました。その本の出版元である「宮帯出版社」様より本の委託販売を承りましたので、皆様にもご紹介方々ご案内をさせていただきます。

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定価は3500円。この金額が高いのか安いのかはお求めになられた方々にお任せいたしましょう。ご要望の方はギャラリーまでご連絡ください。

※遠方の場合、送料は申し込まれた方にご負担いただきますので、その点ご了承ください。
お近くの方はギャラリーで直接お渡しすることも出来ます。

 

で、この本。

非常に熱心な高山右近研究をなさっておられる方々の論文を編集したもので、金沢出身の方が2名、富山出身の方が1名寄稿されておられます。「新視点」と銘打っておりますので何が新しい視点であるかを見てまいりますと、恐らくは今までの高山右近本にありがちな彼の生涯を俯瞰するような物の書き方ではなく、右近が存在したことによって実施された事業なり活動の結果がどうであったのかということを検証されている点において新しい視点であると言えるでしょう。

高山右近に興味を置いている方々にとっては必読の書と言っても過言ではありません。と言うか、私自身が今までギャラリーの活動で発題してきた内容ととても似ている(筆者の方ご無礼!)のにうれしくもあり、何か先を越されたとも思うしと、今後予定している金沢における高山右近の足跡を紹介する書き物の内容を変更しなければならないかななどとも思いました。

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